1930年、人々が食糧難にあえぎ社会での衛生状態も極めて良くない状況でした。当然、乳幼児の死亡率も高く、赤痢、疫痢などの疫病もあまり珍しくない世の中でもありました。
 その頃、代田 稔博士(当時京都帝国大学)は、消化管内で有用な働きをする微生物の研究に明け暮れていました。「この菌をつかって何とか小さい子供が死ななくてすむように・・・・」そんな気持でいっぱいだったそうです。そんな中、胃液や胆汁などの強い消化液にも耐えて腸に到達する乳酸菌を選び出し、強化培養することに成功しました。
 これが、後にヤクルト菌と呼ばれる乳酸桿菌(ラクトバチルス カゼイ シロタ株)です。その後代田稔博士はこの菌を用いて1935年に福岡市においてヤクルトの製造・販売を開始したのです
「ヤクルトの父 代田稔物語」 代田稔博士の生涯を漫画で紹介しました。是非、ご覧ください。

ヤクルトの創始者 代田稔博士の思い

1、病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないための
  「予防医学」が重要である。
2,栄養をとる場所は腸である。「健腸長寿」つまり腸を丈夫にすることが健康で
  長く生きることにつながる。
3,腸を守るヤクルト菌を一人でも多くの人に手軽に飲んでもらいたい
  「ハガキ1枚、タバコ1本の値段で健康を」(1935年当時)


1,人の腸内にはたくさんの菌がいます!!
人間の腸の中には数百種類約100兆個の細菌が住んでいます。これらは腸内菌といい叢(くさむら)の様に群がっていることから腸内菌叢(腸内フローラ)と呼ばれています。
2,生き物は体内の微生物とうまくつきあいながら生きています!!
世の中の生き物は、生命を維持する為にいろいろな栄養素を摂取しなければなりません。しかし、肉食動物や草食動物のように特定の栄養素のみを摂取しても肉体を維持できる動物もいます・・・・何故? 答えは、それぞれの動物に足りない栄養素を消化管内にいる微生物が作ってくれるからです。
  

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